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グダグダな顔合わせ

さて、私が仕事を辞めたいという不純な動機で、やっと結婚する事になった夫と私。
(前回の記事 ☞ 【夫が浮気するまで⑩】浮気夫との結婚を決めるまで

早速、結婚生活の様子を綴ろうと思っていたのですが、
その前に、顔合わせをした時の話を綴りたいと思います。

顔合わせにてスター登場、そして孫催促ハラスメントの始まり

やっと結婚する事になり、両家の顔合わせをする事になりました。
顔合わせは私の地元で行いました。

顔合わせ以前に、私は義父母に呼ばれ、既に初対面を済ませていました。
初対面は特に面白い事も何もなかったので割愛します。

義父母に会うのは二回目。
食べ物の好き嫌いが激しい義母ですが、カニは好きという事で、
顔合わせはカニ料理店で行いました。

私は両親と先に料理店に着き、夫と義父母を待っていました。

夫と義父母到着。
義父が車から出てきた瞬間、うちの両親と私は目を疑いました。


お!!

あれはスター錦野では?!
いや、でも頭ハゲとるで・・。唇の色悪いし。

 

・・・どこで買えるのか知りませんが、
本当に錦野あきらさんが着ているような
上下真っ白のジャケットスーツのテロンテロン版。
シルクか、サテン素材?
絶対、水はじきそうな素材。
あのまばゆい白さ加減から想像するに、きっと通販で買ったのだと思います。

中からちらりとのぞくシャツは情熱的な赤!!

そして胸元には・・・。
あれはプレゼント用のお菓子とかについているリボン?
リボンとシールが一緒になったようなバッジ?のようなものを胸元につけていました。

そのバッジ、なんかの協会に所属してる??

・・・お、オシャレなのか??

結局、オシャレなのかどうか分かりませんでしたが、
私の地元、あんな田舎に、一瞬スターがやって来たのかと思いました。

そして、料理店へ入りました。

こういう顔合わせの時は、夫が仕切るものだと思うのですが、
夫は特に何も仕切らず、初めの挨拶なども何もなく、
ただ運ばれてきた料理を食べるだけでした。


うちの親も義父母もよく喋り、場は和やかな雰囲気でした。

しかし、何度も聞こえてきた義父の言葉。

「二人には早く、子供を作ってもらって・・・」

多分、義父は5回位、この言葉を発しました。
何回も言うので、うちの親も引き気味でした。


は?

結婚前から孫催促??
もう、5回も言って、完全なるハラスメントなんですけど・・・。

この時から義父は、孫、孫、孫、孫・・・私に会えば孫の事ばかり。

女性を「子供を産む機械」だとしか思っていない義父。
この時から私は義父が苦手でした。

この日以降、義父の孫催促ハラスメントは過熱していく一方でした。



義母の迷惑行為・・・、何も言わない夫・・・

コース料理中盤になり、義母が何やらメニューを見始めました。

義母:「雑炊はついてないんでっか?」

どうやら雑炊が食べたい様子。
残念ながら雑炊はコース料理にはついていませんでしたが、
巻き寿司がついていました。

しかし、義母はどうしても雑炊が食べたい。

でもコース料理はボリュームたっぷりで、
どんな巨漢でも雑炊を追加注文したら食べきれない。

でも義母はどうしても雑炊が食べたい・・・←しつこい。

という事で、義母が追加で雑炊を注文したのです。
いや、いいんですよ、食べるなら、追加注文してもらったら。

で、雑炊登場。

・・・デカッ!! 何人前?? 相撲部屋???

で、義母が食べる様子を見ていると、ほんの一口で終了。

義母:「あんまりカニの出汁がきいてまへんなぁ。」

あらら、お気に召さない様子。

義母:「皆さん雑炊食べて下さい。私はもういりまへんねん。」

はぁー?? 自分勝手が過ぎるだろ!!
さては、おいしくなかったんだろ??
いやいや、こっちだっていらないって。
アナタ、一口しか食べてないですよー!!
責任持って全部食べて下さいよー!!

うちの両親は「もうお腹いっぱいです。」と断りましたが、
義母が勝手に人数分雑炊を分け始め、強制的に全員食べさせられる事に。


・・・めっちゃ迷惑。

仕方なく、義母以外全員がお腹がはちきれそうになりながらも、雑炊を頂きました。
カニの出汁、ちゃんと、きいてるし・・・。

あのぉー、お腹いっぱいを通り越したら、気持ち悪くなるんですけど!!!
もう二度と雑炊は食べたくない位のトラウマレベルの満腹感でした。

気付けば、義母はこの時から、
他人には食べろ食べろと勧めるくせに、自分は少ししか食べない
という悪徳商法をしていました・・・。

雑炊を一口食べて、コース料理の巻き寿司には一切手を付けない義母。
多分、嫌いなものが入っていたんだと思います。

雑炊でお腹がはちきれそうな私達に義母が甘えた声で・・。
義母:「巻き寿司、誰か食べまへんか~? 食べてぇ~!」

はぁ?? 今度は巻き寿司??
おいおい、もう雑炊で、十分協力しただろうが!!!
甘えた声出すんじゃねーよ、タバコの吸い過ぎで声ガラガラだし。
ってか、誰が食うか!!

・・・と私も私の両親も思いました。

結局、巻き寿司は、義父の元へいきました。

地獄絵図のような顔合わせ。
義父母のやりたい放題でした。

この時から本当に迷惑すぎる義母。
ここで、結婚を考え直しておけば良かったのですが、
当時の私は何も分かっていませんでした。

義母の甘えた声にビビりながらも、コース料理は全て終わり、
顔合わせも終了となりました。

会の最後に何か、「今日はありがとうございました」とか、
夫が言うべきだと思うのですが・・・。

・・・何も言わねぇ・・・。

大事な事は何も言わねぇ・・・。

あまりに何も言わないので、うちの親が気を遣って夫に、
「何か言わなくてもいいの?」と聞きました。

夫は、「あぁ。はい。」と言い、
ありがとうの意味で軽く会釈して終了。

え? 何それ。 
ボディランゲージ??

ちゃんと「今日はありがとうございました」って声に出して言えよ・・・。
ただただ、私は残念な気持ちになるだけでした。


結局、締めの言葉もなく、グダグダで顔合わせは終了したのでした。

<予告> さーて、次回の記事は!

本当に、いやーな、モヤっとした気持ちになる顔合わせでした。

ここでちゃんと、こんなので結婚していいのかと考え直せば良かったのですが、
「仕事を辞めたい気持ち」「年齢」が、私を結婚へと向かわせました。

皆さん、結婚は熟考してから決めた方がいいですよ…って皆、わかっとるわい。

結婚は自分と相手の事だけでなく、
「相手の親」の事もひっくるめて、決めた方がいいに決まっていますが、
結婚してからじゃないと、義父母の本当の人間性って分からないですよね・・・。
一種の賭けですよね。

夫は選べても、義父母は選べませんからね・・・。
この先、義父母が原因で離婚っていう可能性も十分にあると思います。
ほんと、結婚って難しいですね。

さて次こそは、夫との新婚生活について綴りたいと思います。

次回もお付き合いいただけますと幸いです!

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