ついに浮気夫の登場・・・
さて、前回、惜しくもアメリカ行きの切符を逃したオバサン。
・前回の記事 ☞
【夫が浮気するまで⑤】婚活サイトでアメリカンドリームを見る－前半戦
【夫が浮気するまで⑥】婚活サイトでアメリカンドリームを見る－後半戦
私がなんとか頑張れば、アメリカ行きの切符は手に入ったかもしれないのですが、
やはり、どう考えてもあの男性とは密着できないので
諦めて良かったと思います。
よく考えると、あの男性と結婚するなら、
男性の髭についたソフトクリームのコーンを取って食べてあげる
位の事が出来ないと難しいと思います。
やはり無理だな・・。
やめておいてよかった・・・。
いやいや、そもそも、コーンを取るだけで良くて、食べなくてもいいんだけど・・・。
・・・とはいえ、男性を選べる年頃ではない私。
自分でも重々承知しています。
果たしてこの先、密着しても大丈夫と思える男性が現れるのだろうか・・・
婚活サイトを見ても、ほぼ同じメンバーが残っている状態で、
気が滅入る一方だったので、暫く見ないでおきました。
そんなある日、またオバチャンに奇跡が起こるのです。
マザコン風アヒル口男の登場
ある日、ある男性からメッセージが届きました。
私はプロフィール画像の所に、自分の写真とペットの写真を載せていました。
結婚するなら、動物好きな人がいいと思っていましたので。
それまで、男性からメッセージが届いた時は、特にペットの事は触れられずに
メッセージのやり取りをしていました。
しかし、今回、メッセージをくれた男性は違っていました。
男性：「初めまして。○○といいます。ペットの世話とか大変じゃないですか？」
確か、こんな感じのメッセージ。
おーっ！
入り方が珍しい。
ペットの事について触れてきたのはこの男性が初めてでした。
なので、少し嬉しかったのです。
そもそも、メッセージをもらったら、
1. 無視
2. お断りメッセージ（定型文）を送信する
3. 返信する
の3択なのですが、
この男性からもらったメッセージには返信せざるを得ない感じがしました。
なんせ、メッセージの終わり方が疑問文でしたので・・・。
「？」を見ると、義理堅く、返信したくなるオバチャンです。
早速、その男性のプロフィールを見てみると、
普通の何の面白味もないプロフィール。
若い・・・
趣味は合わない・・・（洋画を見るのが好きらしいので）
年収は低い・・・
そして隣県の人・・・
正直、特に惹かれないな・・・隣県だし。
面倒臭いの大っ嫌いな私。
隣県ですが、私にとっては遠距離。
遠距離恋愛なんて、面倒臭くてできるはずがない。
と思って、プロフィール写真を見た所・・・。
あらまぁ・・・、綺麗なお顔！
とても目鼻立ちのはっきりした、外人風の顔。
ですが、なんだか・・・
なんかマザコンっぽい・・・。
・・・そう、第一印象が、「マザコンっぽい」でした。
それはなぜかというと、
口がアヒル口になっていたから。
勝手なイメージですが、
男のアヒル口は、マザコン、甘えん坊の人だと思うのです。
しかも、自分の事、ぜったいかわいいと思ってますよね？？
個人的に、男性でアヒル口をしてもいいと思うのは、千葉雄大さんだけです。
あと、気になったのは、
アヒル口なのですが、明らかに唇の色がおかしい。
どす黒い紫色・・・。
そして、顔色も悪い・・・。
つ・・土色・・・。
大丈夫？？
明らかに肝臓か腎臓が悪いし、貧血ですよね？？
しかも年下。
見た目はかっこいいのに、なぜ私にメッセージをくれたのか。
何か裏があるに違いない。
もしかして婚活詐欺かも、と思いました。
婚活詐欺師っぽい人からそれまでにメッセージをもらった事があったし、
テレビで、30代女性を狙った婚活詐欺師の話を見ていたので
警戒していました。
しかし、婚活詐欺師がペットの話題から入るだろうか？
とりあえず、婚活詐欺師かどうか確かめてみよう・・・
気分は、「警察24時」でした。
婚活詐欺師を私が捕まえてやる。そんな意気込みでした。
という事で、この男性にメッセージの返信をすることにしました。
そう、この男性こそ、未来の夫だったのです。
メッセージのやり取りで気になる事が沢山・・・
夫とのメッセージのやり取りが始まりました。
実際やり取りをしてみると、なんかかわいい感じの人。
だからなのか、マザコン感はある。
動物は好きそう。
結婚詐欺師のような頭の良さはない。
そして何よりも・・・面白味がない。
一ミリたりとも面白くない・・・。
多分、顔が男前だから、多少面白くなくても許されてきたのでしょう。
私は許しませんよ・・・。
とにかく、今まで婚活で出会った人の中で一番面白くなかったのです。
メッセージのやり取りで気になったのは、言葉遣い。
夫は「いう（言う）」を「ゆう」と、その当時から書いていました。
他の言葉遣いはきちんとできるのに、「いう」だけがなぜかギャル化・・・。
いまだに夫は「ゆう」と言っています。そしてそれを正しいと言って聞きません。
今はもう放置しています。
あと、もう一つ気になったのが、
「スポッチャに行った事がないから行ってみたい」っていう夫の夢。
す・・・すぽっちゃ？？？
若くない？？
そんなに行きたい施設？？
スッポンだっちゃ？（←アラレちゃん風に読んでください）
スッポンなら喜んで一緒に食べるけど・・・って違うか。
私はその時点で、過去にスポッチャに行った事があったのですが、
スポッチャで遊んだのは20代の頃。
その時でも、スポッチャに多少の無理してる感は私の中でありました。
夫とメッセージのやり取りをしていたのは30代後半、
完全にスポッチャは無理な体になっていました。
オバサンには無理よ、スポッチャ・・・。
オバサンが行ったら、大ケガするぞ・・・。
大丈夫かな、この人なんかやっぱり若いんだけど・・・。
最後にもう一つ。
初めからずっと気になっていたのは、
夫のプロフィールに「甘えん坊」と書いてあった事。
私は「甘えん坊」という言葉を自分で言う人に寒気を感じてしまうのです。
いや、人間誰しも甘えん坊だとは思うのですが、
ある程度年齢いった中年男性が
「僕ちん、甘えん坊なんだもん・・・」って言ってきたら。
（そんな言い方はしないでしょうけど・・。想像に悪意有りです・・・）
スミマセン、やはりどう頑張っても、気持ち悪さを感じてしまいます。
夫も、出会った当時はもう中年男性でしたので、夫のプロフィールに「甘えん坊」という
ワードを発見した時は、キモイなーと思ってしまいました。
夫には、「マザコン」「甘えん坊」等と冬彦さん要素満載で、気になる事が沢山ありましたが、
気付けば、毎日夫とメッセージのやり取りをするようになっていました。
マザコンかどうかを何としてでも確かめたい・・・
夫と婚活サイトで知り合った私ですが、
正直、県外の方と付き合ったりする気持ちはさらさらありませんでした。
だって、会いに行くのも面倒臭いし、婚活詐欺師かもしれないし・・・。
いやいや、オバサン、ちょっとは頑張れよって感じでしょうが・・・。
しかし、毎日メッセージのやり取りをしていたので、ほんのり情が湧いていたのと、
夫が実際どんな感じの人なのか会ってみないと分からないと思ったのと、
一度隣県に行けば、その面倒臭さで嫌になって、スパッと切れるだろうという
思いもありましたので、夫と会ってみる事にしました。
しかし・・・
やはり、私がずーっと気になっていたのは
夫がマザコンではないかという事。
しかし、確かめようがないのです。
夫に「マザコンですか？」とも聞けないし・・・。
で、私が思い付いたのは、占い師。
そうだ、占い師に、夫の事聞いてみよう。
当時私には、お気に入りの占い師のおじさんがいました。
タロット占いをされている方ですが、言われた事はよく当たっていました。
占いおじさんに聞いた所・・・。
私：「（夫の写真を見せながら）この人、マザコンですか？」
占いおじさん：「マザコンではないけど、親に縛られている感じだなぁ。」
私：「親の束縛が酷いって事？」
占いおじさん：「うーん、束縛はしないけど、干渉したがる感じだな。」
私：「この人と付き合って大丈夫？」
占いおじさん：「あまりお勧めはしないなぁ・・・」
いや、おじさん、おじさん、顔がシブっ！！
感情が隠しきれてないから！！
この時の占いおじさんの渋い顔と言ったら・・・（笑）
いやいや、どんだけお勧めじゃないんよ・・・かなりだな。
この時、この占いおじさんには、夫が浮気する未来が見えていたのかもしれません。
マザコンではなさそうでよかったけど、占いおじさんの感じだと、
付き合ってもあまりよくなさそうだなと思いました。
占いおじさんが言うには、
前回の婚活で出会った海外で働いているオジサンが結婚するには良かったとの事。
そうか・・・。
私はまた人生の選択を間違えてしまったと思いました。
でも、あの海外で働いているオジサンと結婚したとして、四六時中喋り続けられたら
絶対に鬱陶しくて嫌になるはず・・・そう思いました。
折角占いおじさんにみてもらいましたが、
なんだかんだで、いい情報しか取り入れない私。
・・・だから人生失敗続きなんですよね・・・。
その時は、とりあえずマザコンではないという情報だけ取り込んでおきました。
そんなこんなで、ついに夫と会う日がやって来たのです。
＜予告＞ さーて、次回の記事は！
うーん、やはり夫との話はパンチがありませんね・・・。
夫自体面白くないので仕方がありません・・・。
次回はついに夫と初対面。
夫は、
どす黒い紫色のアヒル口で登場するのでしょうか？
顔は本当に土色なのでしょうか？
次回もお付き合いいただけますと幸いです！！
