悲しくて、むなしくて、やるせない話…
こんばんは、オバチャンです。
唐突ですが、
皆さん、私の憂鬱過ぎたパートの話を覚えていますでしょうか?
お忘れの方はこちらからご覧ください!☞
① パートはつらいよ・・・
② やっぱりパートがつらすぎる・・・
③ パートに行ってもつらいけど、行くまでもつらい
④ パートのストレスで逆流性食道炎に…そして下した結論
⑤ パート辞めると決めた後・・・派遣会社とパートの人達の反応
⑥ パートを辞めると告げてから退職日までの憂鬱だった日々
この、憂鬱だったパート、やっとこさ辞められた訳ですが、
辞めた原因にもなった、「ある事」を書いていませんでした。
忘れないうちに綴っておきたいと思います。
尊敬していたパート先の人
オバサンの以前のパート先ですが、
パート達が2人ずつ、曜日ごとにシフトを組まれ、入っている職場でした。
日によって、ペアが変わるのですが、メンバーは、勤続が10年以上で私の指導係だったAさん、勤続が10年位のBさん、勤続が5年位のCさん、勤続が3年位のDさん、そして私がいました。
その、勤続が10年位のBさんなんですが。
とても仕事ができて、テキパキしていて、一を聞いて十を知るって感じの人。
仕事のコツを掴むのが早い人で、とても頭の良い人。
ペアで入っても、とても丁寧に教えてくれるし、話していても楽しいし、尊敬もしていました。
この人に会うために、このパートを始めたのではないか?と思う程、私は運命的なものを感じていた位でした。
アホすぎる・・・。人を見る目がなさすぎる・・・。
結婚を機に引っ越してきて、友人も知り合いもいない私。
Bさんはそんな私に色々話してくれて、とても嬉しかったのを覚えています。
そのBさんとペアになった時は、仕事の間に、食べ物の話、夫の話、義両親の話、どこへ出掛けたとか、色々な話をしました。
その中でBさんが、色々な習い事をしているという事を知り、思わず「いいなぁー!」って何度か言ってしまいました。
私の未知の世界の習い事だったのと、
そんな風に習い事に惜しみなくお金を使っている所が羨ましかったのです。
今もですが、パートをして、いかに貯金できるかという事しか考えていない私にとって、パート代を全て習い事につぎ込んでいるBさんは、羨ましい限りでした。
今思えば、この「羨ましがった」のがBさんに火をつけてしまったのだと思います。
ペアで仕事に入る度に、
Bさんが私にも「何か習い事をしたら?」と何回も勧めてくる日が続きました。
習い事なんかに出す金なんて一銭もない私は「そうですねぇ、何かしようかな。」なんて適当に答えていたのでした。
やたら親身な人
Bさんはよく、「あの人は○○な性格だから。」みたいに、人の性格を言い当てる事がよくありました。
私もBさんに生年月日を聞かれ、性格を言い当てられた事がありました。
Bさんの言う事は、結構当たっていて、「なんでそんなに分かるんですか?」と聞いてみた所、占いの習い事をしていた事があり、それで言い当てる事ができるようになったとの事。
正直、私の周りに占いを習っている人はいなかったので、私も興味津々で、Bさんにその占いの習い事の事を聞いたりしたものでした。
Bさんの「何か習い事をしたら?」攻撃は、ペアで仕事に入る度に続きました。
その度に軽くかわしていたのですが、ある日の事。
Bさん:「何を習うか決めた?」
私 :「いやー、カルチャーセンターの講座とかは見たんですけどいいのなくて。」
Bさん:「占いとかは?」
私 :「あー。」
Bさん:「占いが出来たら人生、生きやすくなるねん!」
私 :「 えー?そんなんですかー?」
この時点で、習う気なんて一ミリもなかったし、仮に万が一習うとしても、カルチャーセンターで広く浅く安く習うつもりでした。
しかし、Bさんが食いついてきます。
Bさん:「もけけさん(私)のために私が教えようか?占いで人の事が分かるようになったら、今みたいに悩む事もなくなるし、生きやすくなるねんでー。」
「生きやすくなる」・・・こんな魅力的な言葉があるでしょうか?
「お金あげる」位、魅力的な言葉です・・笑
私は、Bさんに人生相談をしていたことも多く、
「占いを習えば、人生生きやすくなるねん!」と言われた時点で、私は、
「私の事を考えてくれている!本当は教えるなんて面倒なのに。本当にいい人に出会ってしまった!」
と痛く感動してしまったのです。
うっかり罠にはまったオバサン
で、ですよ。
その日、帰って夫に「職場の人が占いを教えてくれるって言ってるから習おうかと思うんだけど」と言ってみたのです。
すると夫は「そういうのはした方がいい!」と賛成してくれました。
なんだか、Bさんのおかげで、未来が明るくなってきたような気がしていました。
という事で、またBさんとペアの日。
私 :「占い、習ってみようと思うんですけど、教えるの大変ですよね?大丈夫ですか?」
Bさん:「あ、そうなん!いやいや、私も教える事で勉強になるから!」
・・・なんてえぇー人や~!なんて、感動した私。
Bさん:「じゃーあ、受講料は私が先生に習っていた額を見て考えてみるわ。」
私 :「はい!お願いします!」
・・・この時点で、そういえば、お金がどの位かかって、どの位の期間するのか聞いてなかったのです。
おいおい、自分のアホ―!!!
しかし、私の心の中では、
「同じ職場だし、Bさんいい人だし、そんなに高くはしないだろう」とBさんを信じていたのです。
驚きの受講料…
私の予想では、1時間1500円位かなーなんて、思っていました。
カルチャーセンターは安めの設定だったので、その位かと。
ま、高くても2000円だろう、と。
Bさん:「私は先生に1時間6000円で教えてもらってたから、その半額の3000円でええと思うねん。」は?ナニナニ?聞こえない…。
300円じゃなくて、3000円?
え、なに?それって安いの?
知り合いなのに全然安くもないんですけど?
知り合いじゃないのかな…。
それに、Bさんが習ってたのはプロの占い師の先生で、1時間6000円て普通なのかもしれんけど、Bさんはズブの素人ですよね・・・。
えぇぇぇぇぇ!!!
ぜぇーっったい習いたくない!!!
めちゃくちゃケチケチして、激安スーパー通って、1円でも安いものを買っているというのに!
占い習うのに、1時間3000円もかけてられないですけどーっ!!!
が、しかし、時すでに遅し・・・
心の中で、あまりのビックリ価格に動揺しつつ、私はなぜか、
私 :「え!そんなに安くして頂いていいんですか??」
とか言っちゃったー!!!
なぜー!!!
そして
Bさん:「うん、ええねん。半額やけど。あと、コピー代も請求させてもらうから。」
は?
コピー代込ちゃうん?
コピー代別途請求???
冗談顔だけにしろよ?
いやいやいやいや、高いって!!
しかしもう、時すでに遅し。
Bさんに占いを習う事になってしまったのでした。
そして占いを習う日々が始まった…
Bさんとの占い講座は、喫茶店で行われました。
もしや、Bさんが飲むコーヒー代まで請求される??
のかとヒヤヒヤしていましたが、それはありませんでした。
セーフ・・。不幸中の幸い。
しかしBさん、職場外で会っているので、少しはお喋りしてくれてもいいのですが、そこは省エネしたいみたいでお喋りはほんの5分ほど。
なんだか、「金にならない時間は無駄!!」と思っているように見えました。
この占い講座を通じて、Bさんともう少し仲良くなれるかも、という思いもあったので、私としては寂しい感じでした。
で、日によって2時間とか、3時間とか習う日々。
一ヶ月に3回位。月謝にすると、2万円越えとかの月もありました。
Bさんはプロの先生に習ったプリントを少し作り変えて、私にくれました。
・・・正直、月謝代とコピー代、喫茶店代を考えれば、占いの本を買って自分で勉強した方が全然安いって感じでした。
しないですけどね・・・。
ただただ○○するだけの教え方
Bさんの占いの教え方ですが・・・。
Bさんがプリントをただただ読み上げるだけ。
もしくは、
プリントに空欄を作り、そこにBさんが読み上げる文を私に書かせるだけ。
・・・。
プリント作り、もうちょっと工夫できんかったんかな??
あんだけのお金取っておいて。
Bさんが読み上げる文を必死で書き写す私。
講座の後半はプリントの半分以上が空欄になっていて、Bさんが読み上げる内容をほぼ私が書きとらなければなりませんでした。
腱鞘炎になるわ!!!
そして、実践的な事は教えてもらえず、ただただ、Bさんが占っているのを見るだけで終わりました。
なので、具体的に、ここを見てこう判断するという事は教えてもらえず、結局何も身に付きませんでした。
質問をして、もっと詳しく教えてもらえばいいのですが、
質問をすると→時間がのびる→受講料割り増し!!!
となるので、毎回とにかくなーんも質問しませんでした。
そして続く占い講座
暫く、占い講座を受講していて、一向に講座が終わらないので不安感しかありませんでした。
そればかりか、どうでもいい所を詳しく何度も説明されて、引き延ばし作戦に出て、お金をもぎ取ろうとしている様子。
だって、お金の見通しがつかないんですよ、不安でしかない・・・。
後何回で、何万使ったら終わるというのが全く見えなかったので、毎日不安でした。
で、ある時、「あと何回位で終わりますか?」と聞いてみました。
Bさん:「さぁー、どやろー、もけけさん(私)次第やで!」
・・・私次第ならもうやめたいんですけどぉー!!
一応、ここで、「広く浅くでいいです。」とBさんに伝えておきました。
その後も何回か受講し、計何万かかったでしょうか・・・
知りたくもないのでわざと合計は数えないようにしています。
で、最終受講日。
その日もBさんが読み上げる事を私が書くという地獄の腱鞘炎コースを受講しました。
最後の最後に実践してみようとなりましたが、結局、Bさんが色んな本を見て占い鑑定しているのを眺めるだけ。
いやいやいやいや、結局、その本持ってないと、プリントだけじゃ占えないじゃん??
こんなんじゃ身に付くはずもない。
というか、もうここまで来たら、「早く終われーっっ!!」の一心でした。
だってもうこれ以上、Bさんにお金を落としたくないじゃないですか・・Bさんは占いのプロでも何でもないし。
で、やーっとこさ終わりが見えてきた頃。
Bさん:「本当はな、姓名判断が出来た方が人生生きやすくなるねん!習った方がええと思うねん!」
・・・。
は?
もしかして、最初から「人生生きやすくなるねん!」って口癖でした??
というか、今度は姓名判断を売りに出してる??
セールストークじゃん!!
Bさん:「身につけておいた方がええと思うねん。名前なら誰のでも占えるし。もけけさん(私)が入社してくる前に、私、もけけさんのこと、姓名判断で占ってたねんでー。」
は?
こわいこわいこわい、セールストーク始まった!!!
しかも私が入社する前から占われてるし、見事にお金をむし取られているし、怖い!!怖すぎる!!!
「生きやすくなるねん!」って本当に私の事を考えて言ってくれてると思っていたけど、
この人、金の事しか考えてないよな・・・。
もうこれ以上、この人にお金を落とせない!!
こっちも譲れんぞー!!!負けるもんかー!!!
私:「あぁー、ちょっとまだ今まで習った分の復習が全然できてなくて。また習いたくなったら連絡します。」
Bさん:「え、そうなん。」
Bさんはこの後、急に態度が急変し、恐ろしい程のスピードで、荷物を片付け、
「用事があるから!フンっっ!!!」
と鼻息荒く、ドカドカと喫茶店を出ていきました。

パートを今後も続けていく予定があったなら、このように断れなかったと思います。
占い講座を長引かせないためにも、パートを辞めて良かったです。
・・・え?てか、Bさんのあの急変ぶり、なんなん??
やっと?ここで、私は単にBさんの金づるにされていただけなんだなーと気付きました。
まぁ、Bさんは一応は、占い講座を提供してくれたので、「騙された」と言えば語弊があるのですが。
最後の急変ぶりを見ると、
本当にただただお金が欲しかったんだなと悲しくなりました。
と、同時に、むなしい気分でいっぱいになりました。
ヒュー――…(←隙間風の音)
やたら親身なわがままボディ―に注意喚起
Bさんに騙されたという訳でもないものの、異常な価格設定には騙されたとしか思えません。
ま、私が価格を確認してなかったし、価格を聞いた上で受講開始したので、文句は言えないのですが・・・。
でも親身に近付いてきて、話を聞いてくれて、アドバイスとかもしてくれて、最終的にお金をがっぽり持っていく、そして、最後の最後は態度急変・・・
おやおや??
これって、完全に詐欺の手法じゃん!!!
で、Bさんの外見なんですが…。
いかにも詐欺師、洗脳する人って感じの見た目なんです。
これは単に私の少ない統計ですけど、結構肥えていて、自分の好き放題に生きている人ってよく人を洗脳している気がします。
Bさんも、私の受講料で好きなものをたらふく食べて、よりわがままボディ―になっていったような気がします。
皆さん、
やたら親身にしてくるわがままボディ―の人に注意ですよ!!!
その後の話
その日以降、Bさんと連絡は一切取っていません。
占い講座の最終日より前に、職場も既に辞めていましたし、もうBさんに会う事はありませんでした。
パートを辞めて数ヶ月後、仲良くしてくれていたパート先のCさんと近況報告を兼ねて食事に行きました。
Cさんはもともと、Bさんとは犬猿の仲で・・・。
その日もCさんと、Bさんの事について話していました。
で、私が占い講座を恐ろしい価格で受けていた事を話した所。
Cさん:「あー、なんかBさん、『最近太客が出来た、これを副業にしていくねん』って言ってた!」
とな。
やっぱりな!!!
Bさんにとって私は、単なる太客だったんだな・・・。
危ない危ない、どんどん金をむしり取られて、懐スッカスカになる所だった…。
なんだか、寂しくもむなしい、切なくて悲しい、そんな話でした。
ちゃんちゃん♪
はぁー、人間ってお金が全てなんでしょうかね・・・。
寂しいもんです。
とか言いながら、お金大好きなオバチャンでした。
皆さんも騙されないように~!!
【追記】オバサンの憂鬱なパートの話はコチラから!
オバサンの憂鬱なパートの日々はコチラからどうぞ⇓
① パートはつらいよ・・・
② やっぱりパートがつらすぎる・・・
③ パートに行ってもつらいけど、行くまでもつらい
④ パートのストレスで逆流性食道炎に…そして下した結論
⑤ パート辞めると決めた後・・・派遣会社とパートの人達の反応
⑥ パートを辞めると告げてから退職日までの憂鬱だった日々
⑦ パート先の人に騙されていたかもしれない話
⑧ パート先で怒られてイラっとした話-年下正社員女vsパートオバサン-